インターネットは何を実現したのか
先日、有明から新宿に向かうのに首都高に乗ったのだが渋滞にはまってしまった。
ぼんやりと渋滞にはまっていると、私の場合は脳がマルチタスク的に活動する。
目的地に向かうための脳の仕事はバックグラウンドで動いているプログラムのようになり、フロントでは全く別のことを考えている状態になる。
こんな風に書くとすごいことのようだが実は誰でもそんな感じだろうとは思うのだが、その時は自分が関与しているインターネットが達成したことについて考察してみた。
まずひとつはグローバリゼーション。これは確実に平均化を促進している。景気の低迷のひとつの原因ではないか、とも思える。
例えば価格情報はたやすく手に入る。経済活動は水と一緒なので高い方から安い方へ需要はますます移行して行く。
現在、中国が好調なのもマクロ的な視点から見ればこの動向の一環なのではなかろうか。
しかし、この現象はいずれ逆転現象が起きてどこかでバランスがとれる時が来るのではないかと思う。
もうひとつ間違いなくインターネットが達成したことの一つに情報入手ツールの充実があげられるだろう。
これは特に私たち中小企業にとっては非常に有益なことだと感じる。
以前は日本中にブームを起こすといったらテレビ、新聞などのメディアしかその方策は無かったのではなかろうか。ネットワークビジネス的なアングラなものはあったとしてもやはり無かったと言っても問題は無い。
これは正直って大企業の独壇場だ。しかし、インターネットはそうではない。バーチャル的な店舗や事務所はいつでも安価に開業できる。
中小企業のインターネット戦略はニッチな需要の中でチャンピオンを目指すことだとあらためて思う。その切り口でかんがえるとまだまだビジネスチャンスは腐るほどある。
当社ではネットワークカメラも生業の一つで扱っているが、こちらはインターネット以外の営業活動は行っていない。
関西や沖縄の人たちと仕事が出来たりするのはまさにインターネットがなければなし得ない話なのではないだろうか。
当社の場合でもホームページが無かったらとっくに会社はつぶれていると思う。とにかくホームページは中小企業にとって必需品であり、真剣に構築すべきものであることは間違いない。
あれ?なんだか宣伝ぽい方向になってしまった。話を戻すと、インターネットが達成したことはコストダウン?かも知れない。と思いながら運転してました。
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写真はそんなことを考えながらなおかつ運転しながら携帯で撮影した首都高。この雰囲気はまだ湾岸?