たかが言葉。されど言葉

目からうろこの番組。クローズアップ現代の“ヤバい・エぐい”の危険性とは?感情リテラシー教育で校内暴力が激減を見ました。しつこいようですがNHKの回し者ではないです。
■やばいはやばいよ(笑)
最近、闇バイトや特殊詐欺という言葉をよく聞きます。そこに手を染める若者たちに共通する特徴として、極端に語彙力が無い、という専門家からの指摘、調査結果があります。例えば「やばい」という言葉。非常に広範囲に使われるようになってます。喜んでいるときの「やばい」、悲しいときも「やばい」、くつろいでいるときも「やばい」、嬉しいときも...
こうしてみると万能な言葉で便利に使っている面がありますね。闇バイトの出し子のコメントがあります。
「うわべだけの会話だけしてました。喜怒哀楽、考えたことない。丸まる全部『ヤバい』としか(ことばを)出していない。(指示役から)強盗しなさいと言われたら、普通にしていましたし、人を殺せと言われたら殺していましたし。たまに自分が怖くなります」
出し子は大変な思いをして貯めたであろう貯金を被害者の口座からお金をおろす役回りです。例えば自分の母親や祖母が一生懸命貯めた貯金を盗む、ということと同じだ、という思いがよぎれば出来ないはずです。感情リテラシー表現がどれだけ重要なものか、なんとなくじわっと来ますよね。
■少年刑務所からの報告
闇バイトのリクルート役の証言もあります。「電話したときとかに『最近どう?』『学校大丈夫ですか?』、常にこちら側が聞くに徹する。つらいけど誰にも理解できない、けど自分からは絶対言えない。自分の気持ちを言語化できていない子、すごく感情をコントロールしやすいというか、こちらで言う“いいカモ”。本当におもしろいくらいみんな、親身に相談にのってあげるとホイホイくっついてくるのは、つくづく思いますね。本当にびっくりするくらい、みんなひっかかりますね」
なんでこのような若者が増えてしまっているかというのは、本当に様々な要因があるような気がしますが、少子化とスマホ、SNS等は大きな要素ではないかとも感じます。スマホでゲームやってれば飽きないですよね。たっぷり時間を消費できる。しかしながらしゃべらない結果、語彙が学習できない。そしてSNSなどの発言は相手の顔が見えない。
そんな中、佐賀少年刑務所で出している成果はすごいです。感情を適切な言葉で表すトレーニングを行ったところから再犯率ゼロを達成しているとのこと。体験者の言葉を紹介します。
「『きつい』とか『だるい』とか、そのことばで生活しとったんですよ。だけど今『だるい』の中にも、いろんなことばを使えばもっと感情が伝わるんだなと分かったので、相談しやすくなりました」
「『これヤバいね』って言ったら、確かに相手もよく分からないですけど、『ああ、ヤバいんか』ってなると思うんですよ。でも、それを具体的に説明することで相手からのことばも引き出せますし、対話の中でしっかりと言語化するというのはすごい大事」
イメージ見ると怒りの感情も様々な段階がありますが、それは、そもそもみんながわかっていることのように感じますが犯罪を犯した子は全て「やばい」で片づける。まあ、相手にも伝わらないですよね。このトレーニング、一般企業からのオファーも相次いでいるとか。
■学校からの報告
番組では校内暴力が激減した成果をあげた事例が報告されていました。子供たちは自分が伝える言葉が見つからないと泣いてしまったりするわけですが、それが「物を投げる、人をたたく」という行動に変化するのも当然なんだろう、と思います。■そして結論
「たかが言葉。されど言葉」。意思が伝わればよい、だけではない決して軽く考えてはいけない問題です。そして自分もまだこの問題は克服できていないように感じます。
世界経済の心配

このカテゴリは完全な独り言ということで議論は望みません(笑)
トランプ大統領、関税を最大の武器と考えているようで上げる上げるで脅しているイメージなんですが、これって稚拙ではないのでしょうか?しかしまあ、ジャイアン的なキャラなんでやりかねないところがあって市場もうろたえますわね。
強いアメリカを復活というんだけどもう時代も違うし、通用しないでしょう。経済面ではアメリカは十分強いわけだから真の意味で強いと言うところ目指さないとだめですよね。真の意味というのはやっぱり尊敬できる国にならないとね。簡単では無いことは十分理解できますが。
今の状況だとアメリカはわからず屋だから、中国を売り先とした経営に切り替えた方が良いと判断する経営者もけっこういるんじゃないかな。しかしコピーもされるしコストも厳しいのでそちらもそこそこ厳しそうだけど。いずれにしろ中国を中心とした経済圏が強くなるんじゃないかね。
そんなこともわからないとなると...あれ、側近が若造でだめなんじゃないかな。
常々思うのですが、良いものってお金払っても欲しいんですよね。で悪いものには1円も払いたくない。そうなると関税をいくらあげたって実際困るのはアメリカ国民なんじゃないでしょうか。
工業を復活させようという意図はわかる。でも、良いものが作れる努力は生半可ではなく時間がかかるものではないかと思うんだよなぁ。
ジャイアンに経済を荒らされたくない...
AIって恐ろしい?

例によってNHKの回し者ではございませんが、先日、NHKスペシャル「創られた“真実” ディープフェイクの時代」という番組を見たのですが...一言でいうと大変な時代になってきた、という印象です。
ディープフェイクとは、今話題のAIを活用して作った偽動画や偽画像のことを指すことが多いようです。実際に見ていただいた方がわかりやすいとは思います。
https://www.youtube.com/shorts/OI8CsAs_1lQ
このyoutubeは恐らく少し前のものですので、多少違和感がありますが、2025年現在さらに技術が進み、今では人間が見ても見極めができない精巧さになりつつあるという状況です。
実際にディープフェイク動画で企業のテレビ会議にハッカーが出席して37億円もの大金をだまし取られる事件が起きています。
https://www.cnn.co.jp/world/35214839.html
TV会議などで実際に相手が反応し、いつものしゃべり口調、さらに癖が完璧であればわからない可能性はあります。
CNNの記事によると
「ビデオ会議に出席した数人は姿も声も自分の知っている同僚そのものだったことから、全員本人だと確信して当初の疑念は捨て、2億香港ドルの送金に同意した」とあるので、複数人を欺いたことになります。しかも、これらの技術がスマホが扱えれば出来ていしまうという時代。
こうなってくると何を信用したらよいのか...恐ろしい時代になったと心配になるわけですが、さらに恐ろしい報告が。
ハルシネーションという問題がAIに内在しているらしいのですが、ハルシネーションとは、AI(人工知能)が誤った情報や架空の内容を生成してしまう現象です。嘘をつくんですね簡単に言うと。
https://karapaia.com/archives/495881.html
これを一読すると、さらに面白い事象が。ズルはするし不正行為を隠そうとしたり、罰を避けようと画策したり。まさに人間そのものです。
AIはプログラムだからといって、信頼してもよいのか、よくわからない存在のようです。
チェスで負けそうになるとズルもするとかw
https://karapaia.com/archives/493627.html
windows10からwindows11へ 皆さん頑張って移行してますか?

せっかく操作に慣れたwindows10がもうすぐサポート終了(2025.11)、ということでけっこう憤慨している方も多いように思います。
思うに、windows3.1 windows95 windows98 wiondowsME windowsXP windows7 windows8 windows10 ....とここまで強制移管を強いられているイメージなので憤慨している人の気持ちもよくわかります。
さらに、移行のたびに「え!」という事態が発生するので、私どものようにサポートも行っている業者は情報集めに必死です。
windows10と11も、そこそこ問題はありますが、まあそこまで致命的ではないかなと言う印象です。ただし、大きな問題が一部ありますので、そこは皆さま認識しておく必要があるかと思います。
それはofficeの大きな改変です。特に一番痛いのはOutlook(new)というやつですね。まあその対処のために以前の概念のOutlook(Classic)というのも用意したみたいです。相変わらずEdgeのIEバージョンのような中途半端なものを残すスタイルの、いかにもマイクロソフトのやりそうな感じです。
用意した理由が、newは概念が違い過ぎて pstファイルが読めないんですね。pstファイルが読めないとなると...過去のメールはoutlook(new)に入れるのはあきらめた方が良いかと思います。
もしかしたら行う方法があるかも知れませんが、公式サイトの表現では「出来ない」が正しいようです。
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/windows-%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84-outlook-%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81-656bb8d9-5a60-49b2-a98b-ba7822bc7627
これも知恵袋に貼ってあった情報なんですよね。なんか隠したがっているんじゃないの?マイクロソフトさん。というイメージです。ビジネス的には場合によっては致命的な場合がありますね。
その場合どうするかということになりますが、pstが扱えるOutlook(classic)というのがあるというので、早速やってみましたがなぜかインストールは完了になりますが、先日の機体では起動しませんでした。さらに言うとスタートメニューに入っていません。
まあ、この感じになると問い合わせも出来ず(出来るのでしょうが果てしない道のり)お手上げ状態。相変わらずのマイクロソフトテイスト。
そこで、当社では移行には、以下の方法を推奨しています。お客様にはかなり好評です。
簡単に言うとchromeリモートデスクトップを利用して古いwindows10も開けるようにしてあるので大事なファイルがあれば共有などに置いて新しいパソコンに入れてもらっています。
ソフトウェアベンダーから、移行ソフトが出ていますが、windows11環境では動かないソフトも移行されて問題を起こします。これは社内で経験済です。
確実に必要なデータを残しながら自分の手で移行するのが不要ファイルの整理にもなり、確実で安心な方法です。
写真は私の環境で、左がwindows11 右がwindows11画面からリモートしているwindows10です。
中居君の引退について思うこと

騒がせてますね元SMAP 中居君の引退....
wikipediaによると彼は昭和47年(1972)生まれ。昭和が昭和64年までなので17歳のころまで昭和だったことがわかります。
一般的に人格の形成は10歳頃に確立されると言われてるらしいですね。まして彼の場合、ジャニーズへの入所が1987年とのことなので15歳からすでに社会に出ていると言っても間違いありません。
社会にでた年齢を考えると、彼は現在52歳ですが、思想的には概ね一般人の 55歳から60歳くらいの大人びた?もしくは古い感覚だと考えられます。さらに言うと裕福とは無縁の家庭環境、ヤンキーだった時代もある、ということになると概ね私の同級生悪軍団と同じような人間だったんじゃないかな、と思うのですw
そのうえで今回の一連の事件。まあ、事実はわからないのですが恐らく他者の人格を軽んじた傾向の顛末。いつのまにか時代の感覚、許されること許されないことが変わるのでちょっと怖いものがあるなと。
ここにきてダウンタウン 松本さん、ジャニーズ ジャニーさん、そして中居君と主に人格否定的な事例をあげるのに枚挙にいとまがないですね。
まあここまでは時代は変わったという記事なのですが、変わってないのは騒ぐ人々の存在かと。こうなってくるといじめですよね。しかも事実かどうかわからないのに言い切ってる人々。まあ、芸能人や政治家というのは有名税のようなことだという方がいますが、その方面の人格否定もひどいのではないかと思う次第です。
そちらの方々にも言いたい。死にたくなる人も出ないとは限らない。言葉も暴力になりえるから。
NHKスペシャル 国境の島密着500日 防衛の最前線はいまを見て


皆様あけましておめでとうございます。年明け早々なんですが若干込み入った投稿です。
実際は昨年でしたが、表題のNHKスペシャルを半ばショックを受けながら観たのでそのレポートを書こうと思います。この記事を理解するには、前提として台湾有事というのがいつ起きてもおかしくない、ということを把握しておく必要があります。
【台湾とはそもそもどこの国?】
台湾と中国の関係は、もともと台湾は中国の領土であったわけですが、日清戦争で敗れた中国は台湾を日本に明け渡しているわけです。で、その時期に台湾は経済的な発展をしっかり遂げて、日本とは友好的な関係を築いたわけです。そんな事情から台湾の方々は概ね親日家です。日本語もかなりの範囲で通じるみたいですね。しかしながら第2次世界大戦で日本が敗れると、台湾島は再び中国の領土に戻っています。そういう流れからすると、史実として台湾は中国の一部ということは言えると思われます。
【中国の内政の問題なのになぜ日本が関与するのか】
それならば中国の国内の問題だろうとみても良いわけですが、ところが中国共産党と台湾の関係は最悪で、まあ、簡単に言うと台湾の人々は中国共産党を毛嫌いしているイメージです。そして現在、日本と台湾はよき経済的パートナーとしての地位を確立しています。
・台湾は日本の輸出先として重要で、2021年の日台間貿易総額は9.7兆円と過去最高を記録しました。
・日本は台湾からの半導体輸入に依存しており、2021年に日本が輸入した半導体の46.7%は台湾製でした。
台湾の世論調査では台湾有事が起きたら「台湾有事には日本の自衛隊が参戦する」と回答した人は43.1 %だとか。(wikipedia)
ちょっと心配なくらいですよね。大丈夫なんでしょうか...そんな信頼されて。
まあ、親日感情も含めてこんな感じ。
・政治家の動き(wikipedeiaからの引用)
2021年7月5日に麻生太郎副総理は、中国が台湾に侵攻した場合、日本政府が安全保障関連法の定める「存立危機事態」に認定して、限定的な集団的自衛権を行使する可能性があるとの認識を示し、「(台湾で)大きな問題が起きると、存立危機事態に関係してくると言って全くおかしくない。そうなると、日米で一緒に台湾の防衛をしなければならない」と述べた。
・2021年7月11日、陝西省宝鶏市の共産党政法委員会が台湾有事の際に日本を核攻撃する動画をインターネットに公開し、日本が台湾有事に首を突っ込んだら、「例外的に」核を使用してもいいと主張している。動画は「台湾解放を目指すわれわれの試みに、日本が武力で介入するなら、たとえ1兵卒、1機の軍用機、1隻の軍艦の派遣であっても、われわれはただそれを撃破するだけでなく、日本に対する全面戦争を開始すべきだ」として、「まず、核爆弾を落とす」「再び無条件降伏するまで、何発でも落とし続ける」、そして、日本の防衛力をたたき、「台湾海峡に兵力を割けなくなるまで」徹底的にたたいて、他国の内政問題に介入したら、どんな目に遭うかを思い知らせ、そのために「日本を核先制不使用の例外とすることで、われわれは日本と世界に警告できる。祖国統一を含め、わが国の内政問題に日本が軍事介入すれば、核が使用され、日本が無条件降伏するまで使用され続けることになる」と主張しており[19]、核攻撃を行うことで、中国は尖閣諸島を日本から取り戻し、沖縄を日本の支配から解放できると述べている。
まあ、ざっと言ってこんな状況なんですよ。陝西省宝鶏市の共産党政法委員会の話は、特に中国の公式発言ではないですが、内政に首を突っ込むな、という態度は中国政府の公式見解そのものです。
さて、前提の確認が長すぎましたが、NHKスペシャルの内容に戻ります。
私自身は当然戦後に生まれて、戦争の悲惨さの教育は受けて、日本は永久に戦争を放棄した、という教育の元で育ってまいりました。しかしながら写真のように沖縄の与那国島は台湾とごく近いんですよ。何か起きたら、まあ巻き込まれることは間違いないと感じます。
もともと陸続きのヨーロッパでは、ウクライナ情勢から、「戦争を生き延びる」ためという小冊子を配ったり準備は進めているようですが、国境の島、与那国島はまさにその段階にはいりつつあるようです。
実はヨーロッパと同じことを与那国島では準備しているんです。自治体単位で説明会が開かれたりしてるんですよ。
それによると全島民(1700名)の避難を計画しているみたいですね。でも「なんで逃げなきゃいけない」と頑張ってる人々も勢力としてあるらしく。その議論の様子が生々しい。
住民「戦争だよね?戦争を前提にしてこの話をしている?違う?」
町役場職員「まさに武力攻撃が予測される事態が起きた場合にという」
住民「その前に逃げなさいと言っている?」
町役場職員「その場合を想定して」
住民「なぜ与那国にいる人が島外に行かないといけないのか。与那国で避難できるような設備、シェルターを作ればいい」
町役場職員「昔、ガマ(洞窟)に避難したという話を聞いていたので、何か所か与那国に(洞窟が)あるというのは、国の方にも実際見てもらっています」
住民「有事の際に、いつ弾が飛んでくるということを、皆さん分かってこの説明会をやっているんですか?弾はいつ飛んでくるか分からないですよ」
住民「先ほどの説明だと電気はなくなる、通信はなくなる、水道はあるけどガスもある分だけ、みたいな話になると、これ私たちは選択肢があるんですか?」
政府の担当職員「(避難は)義務にはなるんですけど、罰則がない。それを踏まえて、ご判断いただければと思う」
与那国の人たちはまさに、そこにいるということだけで巻き込まれるわけですね。恐ろしい。戦争って20世紀で懲りたはずではなかったんだろうか...