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2025/10/06

ホームページ制作 フォント選びで失敗しないための完全ガイド【1】


ホームページ制作 フォント選びで失敗しないための完全ガイド【1】

相模原市・町田市・神奈川県央でホームページ制作を検討している皆さん、こんにちは!
ホームページのデザインにおいてフォント選びは非常に重要な要素です。しかし、数多くのフォントの中からどれを選べば良いのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
今回はホームページ制作に役立つフォント選びの基礎知識、具体的な選び方などを全4回に分け、ご紹介します。

はじめに


フォントとは文字の形やデザインの種類のことで、ホームページ制作において重要な要素となります。
ホームページを制作する際、デザインの良し悪しを大きく左右するのがフォント選びです。 フォントは、ホームページの印象を決定づけるだけでなく、ユーザーの可読性(=文字が読みやすいかの度合い)、つまり情報の伝わりやすさにも深く関わっています。

効果的なホームページを制作するためには、まずフォント選びの重要性を理解し、その基礎知識を身につけることが不可欠です。
本記事が皆さまの魅力的なホームページ制作の一助となれば幸いです。

1. フォント選びの基礎知識


ホームページ制作においてフォント選びは、デザインの第一印象を決定づける重要な要素です。 ユーザーにとって見やすく、情報を的確に伝えるホームページを作るためには、フォントの基礎知識をしっかりと理解しておく必要があります。

1-1. フォントの種類(明朝体、ゴシック体、その他)

フォントには、大きく分けて「明朝体」「ゴシック体」「その他」の3つの種類があります。それぞれの特徴を理解し、ホームページの目的に合わせて使い分けることが重要です。

明朝体: 伝統的で上品な印象を与える書体です。 繊細で美しいデザインが特徴で、企業のコーポレートサイト(=会社の公式ホームページ)や、商品の説明など、洗練されたイメージを演出したい場合に適しています。 可読性も高く、長文のコンテンツにも向いています。

ゴシック体: 視認性(=見やすさ)が高く、力強い印象を与える書体です。 ポップなデザインや、親しみやすい印象を与えたい場合に適しています。 太字にすることで、さらに強調したい部分を目立たせることも可能です。 企業のロゴや、見出しなどにもよく使われます。

その他: デザイン性の高いフォントや、手書き風フォントなど、さまざまな種類があります。 ホームページのテーマや目的に合わせて、個性を出すことができます。 ただし、可読性が低いフォントもあるため、使用する際には注意が必要です。

1-2. フォントのウェイトとスタイル

フォントには、文字の太さ(ウェイト)やスタイル(=文字の形のバリエーション 例:イタリック体)があり、これらを組み合わせることで、表現の幅を広げることができます。

ウェイト: フォントの太さのことで、「Light(細め)」「Regular(普通)」「Bold(太め)」などがあります。 ウェイトを変えることで、情報の重要度を表現したり、デザインにメリハリをつけることができます。

スタイル: フォントのデザインのことで、「イタリック体」「斜体」などがあります。 強調したい部分や、デザイン的なアクセントとして使用できます。 ただし、使いすぎると可読性を損なう可能性があるので注意が必要です。

これらのフォントの基礎知識を理解することでホームページ制作においてより効果的なフォント選びができるようになります。

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2. Webフォントの種類と特徴


ホームページ制作において、Webフォント(=ホームページ上で表示できるように用意された文字デザイン)の知識は不可欠です。Webフォントとは、Webサイト上で表示するために最適化されたフォントのことで、デザインの自由度を高め、魅力的なホームページを制作するために重要な役割を果たします。

2-1. Google Fonts
Google Fontsは、Googleが提供している無料のWebフォントサービスです。豊富な種類のフォントが揃っており、日本語フォントも充実しています。商用利用(=会社やお店の宣伝などお金を稼ぐ活動に使うこと)も可能で、多くのWebデザイナーに利用されています。

【特徴】
豊富なフォントライブラリ
フォントライブラリとはフォントの一覧、コレクションのこと。
さまざまなデザインのフォントが揃っており、ホームページの目的に合わせて選べます。

【無料】
誰でも無料で利用できます。コストをかけずに、デザイン性の高いホームページを実現できます。

【商用利用可能】
企業サイトや、商品の販売ページなど、商用目的のホームページでも利用できます。

【日本語フォントの充実】
日本語フォントも豊富に用意されており、明朝体、ゴシック体、デザイン性の高いフォントなど、さまざまな種類があります。

【CDNによる高速表示】
GoogleのCDN(コンテンツデリバリーネットワーク=世界中に設置されたサーバーからデータを届ける仕組み)を利用しているため、表示速度が速く、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。

【メリット】
コストをかけずに、高品質なフォントを利用できる。
デザインの幅が広がり、表現力豊かなホームページを制作できる。
表示速度が速く、SEOにも有利。

【デメリット】
フォントによっては、デザインの個性が強すぎる場合があるため、ホームページの目的に合わせて慎重に選ぶ必要があります。
利用できるフォントの種類は、Adobe Fontsに比べると限られています。

2-2. Adobe Fonts
Adobe Fontsは、Adobeが提供しているWebフォントサービスです。Adobe Creative Cloud(=Adobeが提供するデザイン・編集用ソフトをまとめたサービス)の契約者は、追加料金なしで利用できます。プロのデザイナーが使用する高品質なフォントが豊富に揃っており、洗練されたデザインのホームページを制作できます。

【特徴】
高品質なフォントライブラリ
プロのデザイナーが使用するフォントが豊富に揃っており、洗練されたデザインを実現できます。

【Adobe製品との連携】
Adobe Creative Cloudのアプリと連携し、デザイン作業を効率化できます。

【多様な言語に対応】
日本語だけでなく、多言語のフォントも豊富に揃っています。

【メリット】
高品質なフォントを利用することで、ホームページのデザイン性を高めることができる。
Adobe製品(=Photoshop、Illustratorなど)との連携により、デザイン作業を効率化できる。
多言語対応により、グローバルな展開にも対応できる。

【デメリット】
Adobe Creative Cloudの契約が必要となり、費用がかかる。
利用できるフォントの種類は、Google Fontsに比べると少ない場合があります。

フォント選びは、ホームページの印象を大きく左右する重要なポイントです。
基本を理解しておくことで、自社のサイトに最適なデザインの方向性が見えてきます。
次回は目的別のフォント選びとUDフォント(=ユニバーサルデザインフォント 高齢者や視覚に不安がある人でも読みやすいよう工夫されたフォント)の活用についてご紹介いたします。

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