凄かったな 命と向き合った日々
またまたNHKの番組話題ですが(決して回し者では無いんですが)
NHKプラスをタブレットに入れてからベッドでこういう番組見れてまじ幸せです。興味がなかったり、つまんないのは寝ちゃうのでちょうど良いですw
「ETV特集 命と向き合った日々」この番組はすごかった。
ざっと概要を解説しときますと、夫53歳、。妻40歳。不妊治療の末授かった4歳の息子が一人の3人家族だったわけですが、さらに自然懐妊で妊娠したわけです。この時点ではまさにHAPPY。ただ、そのお腹の子が出生前診断でダウン症と判明。
旦那さんの年齢からすると熟考が必要な状況ではありますね。番組制作の手法も非常に長けていて、まるで御夫婦と一緒に悩んでしまいましたよ。
御夫婦の葛藤を簡単にまとめると
■産んでよいのかと悩む奥様
奥様の心配は、手に取るようにわかりました。恐らく旦那さんの年齢を考えるとこの子が成人で旦那さんは73歳。このまま進んで良いのだろうか、という悩み。
■純粋に授かって嬉しいという旦那様
障害年金ももらえるし、ダウン症でも稼いでいる人がいると奥さんに話す旦那。このあたりはそのような情報を自ら探しまくっているのでいくらでもそれが出てくる。子供に会いたい、と言う思いが強く結論は決まっているイメージ。道徳観、障害者だからといって命を摘み取っていいのか、という概念もからんでいる。
この対立?についての結論は簡単に出るわけではないですね。特に道徳観となると非常に難しく奥様は悩みに悩んでしまう。そんな中、大喧嘩が発生してしまう。
旦那「決められない。好きなようにして良い」
奥様「逃げている」
奥様は、私とお腹の子がいなくなれば悩みが全部なくなる...とそこまで考えてしまう。最終的に家族の散歩に一番うしろからついて行きながらそんな最悪なことを考えてしまう自分に、違和感というのかナンセンスなものを感じてしまい、悩みに悩んだ末、産むことにした、というのが全体的なイメージ。
しかしまあ、その後から奥様は、必要な情報取得、親族への報告etc......テキパキとやっておくべきことは手際よく進める。女性に頭が上がらないのはこういうところですよね(笑)
2024年現在その子も3歳。ダウン症ということで自立歩き、言葉はまだ出ない。そんな中、自分たちの経験を活かしカウンセリングのような活動も始めている状況とのこと。
夫婦、家族はまさにこのような問題と日々格闘してるんですよね。何もこの家族もそう特別な存在では無いでしょう。ちなみに出生前診断でダウン症が判明すると77%の御夫婦があきらめているのが現実です。諦めるのも正しい判断で産むのも正しい判断ではないかと思います。