まさに独り言 ジャッジループから抜ける...
人間の脳は、新しい脳と古い脳の二重構造となっている、ということはご存知でしょうか。進化の過程で、新しい脳を獲得してきたわけですが、それが意識、高度な精神活動を概ねつかさどっているようです。
しかしながら古い脳は、どちらかというと原始に近い方の脳で、どちらかというと生理現象や無意識を支配していると考えて良いようなのです。
この2重構造は時に問題を起こします。
例えばPTSD(心的外傷後ストレス障害)という病気は時間の概念が問題です。
過去の事が現在も起きているように無意識では感じていしまい、なかなかそこから抜け出せない状況に陥ります。
また、古い脳は原始に近い部分があるため、誰が誰にという複雑な部分は切り捨ててしまうらしい。
これって恐ろしいことで、例えば誰かに「バカヤロウ、死んでしまえ」と言った場合、その言葉だけが無意識の自分に向かってしまう傾向がある。まさに、人を呪わば穴二つ、とは良く言ったものです。
となると、高度な精神活動を担当する「新しい脳」の方で否定的なことを考えると本当にそうなってしまう可能性が高いと思われます。まさに負のループ。
その構造を逆手にとり、逆に行こうでは無いですか。
「私はわたし。貴方はあなた」とまず認める。ということから良い悪いのジャッジループから抜けて、結果自分をいたわる方向に進み、人生が楽になるのではないかと。