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管理人のたわごと時々社員Official Blog


2014/11/24

腕が良いだけではだめ?


腕が良いだけではだめ?

仕事がら様々な業界の人とお話する機会がありまして、最近特に気になる共通の問題認識に出会います。それは人に要求される質が変化しているのではなかろうか、という点です。

どういうことかと具体的に例を挙げますと、その昔、運転手さんはほぼ運転だけの仕事で良かったのですが、最近(最近でも無いですが)では某大手運送企業が「セールスドライバー」なる造語を作成し人材を募集しております。

この言葉のニュアンスは、運転だけでは無くお客様とコンタクトを取り、出来れば仕事を取ってこい、的な意味合いが含まれているのではなかろうかと感じます。

リフォーム業界のお客様も全く同様のニュアンスのことを話しておられました。つまり、腕が立つだけでは雇えない、ということです。

「腕が良ければいいじゃないですか」
「いや、だめなんです。ぶっきらぼうじゃいい仕事してもそれが活きない。ましてくわえ煙草で仕事されたり、変なところに車停めたらすぐクレームが届きます」

とこんな感じなんですが。やっぱり時代は変わってますよね。昔は職人はトークが出来なくても問題なかったような気もします。

しかしまあ、仕事と言うものをあらたまってシンプルに考えるとお客様の満足度が高いから次があるので、低ければ尻すぼみにはなって行くだろうということは容易に想像できますね。

となると昔は仕事には満足度がどうこう無関係だった?

それもあきらかに違うような気がする。もっと根本の部分で顧客が会社や商品を選ぶ時代になったからなのかも知れない。ある意味怖い時代です。

写真は一心不乱に毛づくろいをするモモです。