迷走しているように見えるIE10
MSバッシングに聞こえるかもしれませんが、そうではなくエールです。
このところお客様より多いのが「いつの間にかブラウザベースのプログラムが動かなくなった」という問い合わせ。
業務系は、ここ数年急速に外部とやり取りする部分がインータネットVPNを利用したASP系のサービスが盛んです。
この問い合わせをいただいた場合は、ほぼ100%IE10の仕業です。IE9からIE10に自動的にアップデートされるのでユーザーからの見方は「突然動かなくなった」となります。
対処としては、まず互換モードを試してみる。ここで90%近く解消します。
ところがなぜかダメな場合もあります。
その場合はIE10の削除。これでブラウザはIE9に戻り、少なくとも以前と同じように使えます。
ところが困ってしまうのは、この後勝手にIE10にアップデートされてやはり利用できなくなります。機能がUPされて行くはずが、ここでは問題児です。
何か対応策がないかな、とググってみるとマイクロソフト自身がIE10の自動更新を止める方法を公開しています。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=36512
恐らく良いものが出来た!ということで自動更新を決行。でもまずい場合があるだろうから「互換表示」を用意。互換表示でもダメな場合は更新ストップ。という流れ。
単純になんでこんなことなんでしょうかね。クロームやファイアーフォックスはそもそも互換表示も無いですし、まあ、更新するのも自由だし、更新してもほぼ以前出来ていたことはキャリーオーバーしつつ高機能になっていってる感じがします。
この状況は迷走では無いのでしょうか。私の視点が違うのでしょうか。
今回のテーマとは別ですが、大手企業がそれぞれの仕様でASPを下請けに強要しているので下請け企業は大変です。「こっちはまだIE7 こっちはIE9以上 困った。」という具合です。
そんな場合、かなりの率でクロームに流れている感じがします。