If I must die
NHKプラスのおかげで、NHK系の記事が多くなったので別カテゴリにすることにしました。何度も表現してますがNHKの回し者ではないです(笑)
夜そろそろ眠くなったなぁ、途中で寝てもいいから、ということでNHKスペシャル「“正義”はどこに ~ガザ攻撃1年 先鋭化するイスラエル」を観ました。
ガザ・イスラム大学の教授 リフアト・アライール(Refaat Alareer)氏が残した詩が世界中に広まりつつあることを淡々と表現していたMHKスペシャル。胸が押しつぶされる感覚。寝てもいいやという感じで見れるようなものではなかったです。
絶望的な状況から生まれたこの詩。事態が少しでも良くなる方向に動いてほしいと切に願います。
『If I must die』
If I must die,
you must live
to tell my story
to sell my things
to buy a piece of cloth
and some strings,
(make it white with a long tail)
so that a child, somewhere in Gaza
while looking heaven in the eye
awaiting his dad who left in a blaze--
and bid no one farewell
not even to his flesh
not even to himself--
sees the kite, my kite you made,
flying up above
and thinks for a moment an angel is there
bringing back love
If I must die
let it bring hope
let it be a tale
『もし、私が死ななければならないなら』
もし、私が死ななければならないなら
あなたは生き続けなければならない
私の物語を語り継ぐために
私のものを売るために
一切れの布と数本の糸を買うために
(白く長い尾のあるものを)
そうすれば、ガザのどこかにいる子どもが
天を見つめるなかで
炎に焼かれて去った父を待ちながら—
誰にも別れの言葉を告げないまま
肉体にも
自分自身にさえも—
あなたが作ってくれたその凧が
あなたが作ってくれたその私の凧が
空高く舞い上がり
ほんの一瞬、天使がそこに現れて
愛を取り戻してくれるから
もし私が死ななければならないなら
それが希望をもたらすものでありますように
それが語り継がれる物語になりますように